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ギャラリー「秋 展」2011
(終了しました)
会期:2011年10月19日(水)~ 10月30日(日) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約45点 その他:入場無料/会期中無休 |
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今年は何だか特別な感じがします。3.11地震があり、原発事故がともない、牛歩台風により紀伊半島などでも大雨災害があり、そして日本を含め世界経済の混沌とした状況など、一年を通して騒がしい年になりそうです。
写真を撮る時には、人によって異なるとは思いますが、やはり雑念は消したいと思います。気を入れるということでしょうか。時間を忘れるということでしょうか。それとも無心になるということでしょうか。
いずれにしても、今年はやはり何だか騒がしく、気が散ることも多いように思います。そして今回の秋展での新作は「水のある風景」のようなものが多くなったようにも思います。たまたまなのか、津波や洪水のせいなのか。後者なのかも知れません。これらの影響を受けているということであり、そして自分を取り巻く様々な事象からの影響が作品にも表れてくるということでもあります。
今回も少々の作品の組み替えと、新しい作品を8点ほど追加して展示する予定です。八ヶ岳山麓の秋も進み始め、ギャラリーの庭の樹木を見ていると、マルバノキなど、いつもより色付きが早いものもあります。今年の紅葉はどこか違うという予感です。
機会がありましたら是非お立ち寄り下さい。ギャラリーでお会いしましょう。 |

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ギャラリー「春 展」2011
(終了しました)
会期:2011年4月28日(木)~ 5月9日(月) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約45点 その他:入場無料/会期中無休 |
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今年の冬は寒かったと、毎年そのように思ってしまいます。寒い地方に住んでいると春が待ち遠しいものですが、待たされるほど、やってきた時の嬉しさも大きいというものです。
写真の撮影というのもそんなものかなと思うこともあります。なんでもかんでも撮影したもの全てがいいものではなく、たまにいいものが撮れる方が良いのかも知れません。
多くの撮影を行い、そして選択されてゆく。選択からもれた多くの写真が捨てられてゆく。数百のカットの中からたった1つのカットが生き残ることも度々でした。捨てるということは、決別とか、忘れるとか、自由になるといったことでもあり、それによって前に進むことが出来ると思うからです。なんでもかんでも残さない。積極的に捨てる。そんなスタイルを続けています。でも年月を経てみると、なんだそんだけしか残ってないのか、こんな事しか出来ていないのか、と思うとともに、次へ向けての力を感じたりもするこの頃です。
今回も少々の作品の組み替えと、新しい作品を10点追加して展示する予定です。八ヶ岳山麓の春も進んできました。昨年は展覧会の終わり頃に庭の桜が咲きましたが今年はどうでしょうか。機会がありましたらお立ち寄り下さい。ギャラリーでお会いしましょう。 |
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ギャラリー「秋 展」2010
(終了しました)
会期:2010年10月23日(土)~10月31日(日) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約45点 その他:入場無料/会期中無休 |
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暑かった日もいつの間にか過ぎ去り、すっかり秋色が濃くなり始めました。
このギャラリーでの展覧会も4年経つ今回で11回を数えます。年に2回少々のペースですが、この実験的な試みで何を得たのかを考える時期でもあります。
心が向かうものにカメラを向ける。それがこの4年間の結果として、ギャラリーに展示される作品全体に表れているのだと思います。同じようなものを繰り返し撮影し一連の表現とするように、もっと何かに収束して行かないのかと思うこともあります。
しかし、そうならないのであれば、それが自分らしさなのだろうと解釈し、この先、どのように変化して行くのだろうかとか、今はそういったことに対して、あまり結論みたいな考えを持ってしまわない方がいいのだろうと思ったりします。それでいて行き当たりばったりでない、心の中にある芯のようなものを持ち続ける。これが重要なことなのだろうと思います。
今回は少々の展示作品の組み替えと、新しい作品も10点近く展示する予定です。八ヶ岳山麓の秋も日増しに進んできました。展覧会の最終日の頃には庭の大きなカエデの木も紅葉を終え初冬へと向かいます。機会がありましたら是非お立ち寄り下さい。 |
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ギャラリー「春 展」2010
(終了しました)
会期:2010年4月28日(水)~5月9日(日) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約45点 その他:入場無料/会期中無休 |
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昨年から今年にかけては、いろいろな街中の場所を歩きながら撮影することが多くなったように思います。街中スナップ的な写真への興味や、何らかのテーマに沿って撮影するという訳ではなく、いままであまり目を向けなかった被写体に目を向けてみたということです。街や都市の風景、視点を変えて、また何らかのインスピレーションや変化とかを求めてのことです。
寅年の今年の春は御柱の山出しとともに始まりました。諏訪大社上社の御柱祭では、八ヶ岳山麓の一番塚から出発する8本の御柱が、氏子たちの手で曳かれていきます。初日の4月2日は雨が降り霧が出る寒い朝でした。今回の「春展」では初めて御柱の作品を1点展示する予定です。本当はもう一点、木落し坂で御柱を落とすために綱を切った瞬間、そういったものを撮りたかったのですが、うまくいきませんでした。6年後におあずけです。
話は変わりますが、ちょうどこの頃、この一番塚の場所には、少ないですが福寿草が咲きます。しかも御柱の曳き手が通り、見物の人たちが集まる場所にです。踏まれてしまって枯れてしまうのではないかと心配するのですが、今年も御柱祭前日に無事に咲いているのを見ました。
今回の「春 展」は新作9点を加えての展示となる予定です。ギャラリーでお会いしましょう。 |
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ギャラリー「秋 展」2009
(終了しました)
会期:2009年10月28日(水)~11月8日(日) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約40点 その他:入場無料/会期中無休 |
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このギャラリーでの展示を初めてもう3年が経った。そしてこの秋の展覧会も、最初の個展である「風景との出会い」展、を含めて3度目となります。また今年は八ヶ岳美術館での個展(「記憶の肖像」展、2008/12 - 2009/3)があったこともあり、節目の年と考えています。
何事もそうですが、「節目」を感じると次のステップを考えるようになるものだと思います。そしてそれは、別の方向であったり、全く別の場所であったりするのでしょう。
では私の写真の、次のステップというのは何なのだろうと考えたとき、まだこうだと言えるものはありません。今は次の節目に向かって方向を定める時期で、もやもやする中に何かが見えるような気もするが、すぐに霞んでしまう、そんな時期にさしかかったような気がします。
いずれ時間が解決してくれるのか、もっと色々な経験なりが解決してくれるのか、いずれにしても今は積極的に待つしかありません。
今回の常設展は10点ほどの新しい作品を加えての展示となります。作品は1つのテーマに沿ったものではありませんが、個々として、全体として、それぞれの感性でもって観ていただければ幸いです。 |
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早くから紅葉を始めるヤマザクラやマルバノキ(紅満作)のいくつかは、もう盛りを過ぎはじめ、八ヶ岳山麓の秋も色濃くなってきました。
ギャラリーでお会いできるのを楽しみにしています。 |
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ギャラリー「春 展」2009
(終了しました)
会期:2009年4月29日(水)~5月10日(日) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約45点 その他:入場無料/会期中無休 |
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この5年くらい、写真のさまざまについて悶々と長考することが多くなったように思う。過去のことよりも、今と明日のこと。
ギャラリーでじっくりと展示作品を長く眺めることのできる環境のせいかも知れないそれが、それが良いことなのか悪いことなのかは分からない。
かなり前に撮った古い写真を眺めていると、無駄を省いた、純粋に美しい自然の風景を作品にしたいと思っていた頃があったことを意識しだした。忘れかけていたものを拾ったような気がする
できるだけ最小限の構成での表現。そういった作品だけで、写真展を組んでみたいように思う。まだ混沌としていて具体的ではない。新しい種を撒いたような気もする。まだ途中。まだ芽はでていない。伸び続けれはいいと思う。
ギャラリーでお会いしましょう。 |
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ギャラリー「春 展」2008
(終了しました)
会期:2008年4月29日(火)~5月7日(水) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約56点 その他:入場無料/会期中無休 |

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八ヶ岳山麓の、このギャラリーのある場所では5月の連休頃に山桜が開花し、春の力強さを最も感じさせてくれる季節だと思います。そしてこの冬は雪も多く、寒い日が続いたので、待ち遠しかった季節でもあります。寒いと「夏もいい」と思い、暑いと「冬もいい」と思う。人はいつも変化や、無い物や、次のステップを求めるからなのでしょう。
変化といえば、八ヶ岳の山麓に暮らしていると、ここには大きな湖や川、そして海や、また大きな都市などはありませんから、そのようなものがある場所に行きたくなってきたりもします。そしてそこに行く。そういったいろいろな意味での環境の変化が、作品にも影響を与えていくことになります。
30年以上も、随分前の事ですが、ある月刊誌の記事の背景に、多分、大井川とその河原を手前に、そして向うに何かの大きな工場がある写真が載っていたことがあります。そしてその写真が何かとても気に入ったことがありました。それは色のない、殺風景で、地味な、特に作品的な写真という訳でもなく、誌面の一部としての背景に過ぎない写真でしたが、なぜかその風景が長く心に残っています。具体的に頭の中にこの風景をイメージ再現出来ないにしても、今も心の少し深い所に記憶として残る、このあいまいな風景は何なのであり、その写真の持っていたものは何なのだろうかと未だに考えることがあります。 |

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こういったことも過去という、ある種の自分の周りの環境のようなものであり、そこからの影響というは、今の自分の作品にどのような影響を与えているのだろうかと考えたりもします。また作品として存在意義のある写真というのは何なのだろうかと考えたりもします。
話は混沌としてしまいました。そして今回の展示作品も、全体を見渡すと混沌とした無秩序に見えるかも知れませんが、作品の中に現れるそれぞれの風景なりには、シャッターを切らさせる何らかの力があったのだろうと思って観ていただければ幸いです。
今回の「春展」では常設作品を中心に、新たに8点の新作を加えて展示致します。
春の訪れと皆様のお越しを楽しみに、お待ちしています。 |


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ギャラリー「冬 展」2008
(終了しました)
会期:2008年1月19日(土)~1月27日(日) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約54点 その他:入場無料/会期中無休 |
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先の1年間は、ギャラリーでの展覧会を中心に作品を発表し、あっという間に過ぎ去ったようにも思えます。また作品のあり方についても、いろいろな事を考えた年でもあったように思います。
2008年の今年も四季の展覧会を開催していくつもりですが、先の1年間は、今まで以上に写真としての新たな表現を求めていきたいと思います。新しい小枝が成長して大きな枝になる。そんな風に太い幹をもっと成長させる事ができれば幸いな事なのでしょう。
今回の「冬展」では新たな作品を5点以上追加して展示しますが、過去の展示内容と比較すると、ストレートに自然風景を撮影した作品が中心であった昨年の初期の頃よりも、心象的なもの、光景的なもの、何かの部分を撮影したものなどが一段と多くなってきました。それぞれの作品は、それを一点一点観たのでは、あまり意味が無くても、複数が並ぶと何らかの意味を持ってくるものもあると思うからです。
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そしてその傾向はこのところ、より強くなってきたようにも思います。
大寒の寒さが厳しくなる時期ですが、皆様のお越しをお待ちしています。 |
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ギャラリー常設展「秋 展」2007
(終了しました)
会期:2007年10月20日(土)~10月28日(日) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約50点 その他:入場無料/会期中無休 |

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このギャラリーでの四季の常設展を始めて、今回の「秋展」で一回りしたことになります。1年が経とうとしているわけですが、この間、写真家としての私自身にもどんな進歩や成長があったのだろうかと考えてみたりもします。撮影や作品を制作するということのベースにある様々なテクニカルなことや、何を表現しようとしているのかなど、こういった全ての事柄に対してです。
写真作品を制作するというのは、二三割の撮影にかける労力と、その後の七割の仕上げのための労力だと思います。撮影した写真を選択し、また少し時間をおいて何度か、再度選び直します。時間が淘汰してくれるからです。そしてプリント作品へと仕上げていきます。残ってゆく作品には何があるのでしょうか。強く語りかけてくる作品だからかも知れません。そしてもっと語りかけてくる表現力を求めることが私自身の成長にもつながるのだと思います。
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八ヶ岳山麓も、すっかり秋らしくなってきました。こちら方面に訪れる機会がありましたら、是非お立ち寄りください。 |


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ギャラリー常設展「夏 展」2007
(終了しました)
会期:2007年8月4日(土)~8月10日(金)および 8月18日(土)~8月24日(金) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約50点 その他:入場無料/会期中無休 |

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ギャラリーの建物がほぼ出来上がり、展覧会に向けて作品を試験的に飾り始めてから1年近くになります。その間に展示作品もかなりの数が入れ替わり、また作品に対する考え方も以前よりさらに少し変わって来たようにも思います。そして今回の「夏展」となります。
写真というのも、自然風景の目の覚めるような美しいものもあれば、人工的な風景、またそれらは風景というよりも光景と言った方がいいのかも知れませんが、一見何を撮っているのか分らないような、抽象的であったり、心象的なものであったりもします。そして私の作品もこの光景的なものが多くなってきたように思います。そしてこれからどのような方向に進んで行くのか。それはある意味、成行き的でもあるし、心の赴くままにということでもあるのでしょう。
被写体の前に立った時、非常に美しい風景のように向うから見せてくるようなものもあれば、見せられるのではなく、気になるとか、心がとまるとか、何かを考えようとさせられるようなものもあります。心のままに私はそれらを撮影する。そしてプリント作品として制作し、展示する。ただそれだけです。 |
したがって今回の「夏展」でも特にテーマというものはありません。夏向きの風景写真の展示というものでもありません。またこの展覧会や作品構成にも特別に企てるものもありません。心のままに変化をともないながら新たな作品を積み上げてゆく。消えてゆくものもあれば、新たに加わるものもある。もう一度戻って来るものもある。そういった中に私自身の変化が反映され、また何らかの変化が新たに生まれて来るのだと思います。
八ヶ岳の山麓にも夏の季節がやってきました。暑い日もありますが、それでもこのギャラリーのある標高1200mの付近では下界にはない爽やかな気候です。こちらの方面に訪れる機会がありましたら是非お立ち寄りください。 |



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ギャラリー常設展「春 展」2007
(終了しました)
会期:2007年4月28日(土) ~ 5月13日(日) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約52点 その他:入場無料/会期中無休 |

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私の写真展も今回の常設展「春展」で3回目となります。とはいっても常設展の場合、展示作品は毎回重複したものも多くなります。今年はこの「春展」のあと、さらに「夏展」、「秋展」と進み、そのたびに作品をプラス・マイナスするとともに、新たな作品も少しずつ展示に加えていきます。またプリント・ペーパーなども少しずつ変わっていきます。個々に少しずつ、全体としても、心の向かう方向に、次のレベルに向かってです。
しかし作品全体の根底にある骨格のようなものは、いきなり大きく変わるものではありません。でもよく見ると、長いスパンでは、やはりこれも変わっていくのだと思います。このような見せ方ができるのも、長期に自由に利用できる展示空間があるからであり、このギャラリーの存在意義の一つなのかも知れません。
少し前のころからか、被写体も色彩が派手なものよりは、よりしっとりしたもの、色があってもモノトーンなもの、色のないモノクロームなもの、朽ちてゆくもの、それから何気ないものなどにも、以前より引かれるようになったと思います。また展示作品を全体として見れば、単純な自然風景的なものもあれば、心象的なもの、造形的なもの、何かの部分的なものなど、雑多でまとまりのない構成や展示と思われるかも知れません。『混沌とした、カオスなもの。そういった作品の集合体の中で自然と生まれる、部分的にある種の関連性で引き合って現れてくる、コスモス、散在の中に存在してくる調和』 |
常設展ではそういった作品構成と、意図する成行きで進めていきます。
こういったことも常設ギャラリーの中で、ある種の、自然に起こってゆく変化であり、また進化でもあって欲しいし、展示作品全体の構成として見てほしい部分なのだとも思います。しかし、願わくば、あわてず、一度に一時に大きな変化を期待せずにです。なぜなら私自身の変化や作品の準備が追いつかないからです。写真展なり、複数枚で構成される写真というものが写真家の表現手段というのであれば、同じ写真家が、同じ場所で、同じようでも少しずつ移りゆく作品を、ゆっくり時間をかけてみせてゆく。これもまたここでの私の表現方法であり、今年の実験テーマでもあると考えています。
今回の「春展」では、カラー/モノクロームとも、かなりの部分をファインアート・ペーパーに出力した、デジタル・ピグメント・プリント作品で構成しつつあります。また絵柄として引いたもの加えたものがあります。今回の作品展でもそれぞれの作品が、ここを訪れていただいた方々の心に、少しでも残ってくれれば幸いです。
八ヶ岳の山麓にも、ダンコウバイや山桜の開花とともに、待ち遠しかった芽吹きの季節がやってきます。皆様のお越しをお待ちしています。 |



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○ ギャラリー常設展「冬 展」2007
(終了しました)
会期:2007年1月20日(土) ~ 1月28日(日) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー ピグメント・プリント作品 約50点 その他:入場無料/会期中無休 |

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この写真展開催のころは、当ギャラリーの建設用地を整備し始めてから約1年と1ヶ月になります。またこの1年、あるいはもう少し前のころなのか・・・、写真の分野では大きな変革が決定づけられた年でもあったと思います。従来のフィルム・カメラからデジタル・カメラへの決定的な移行です。しかしこのことは必ずしも全てがフィルムからデジタルへと移行するという意味ではありません。写真作品の制作プロセスとして、フィルムは優れた写真性能ゆえに、またフィルムという物質としての存在感ゆえに一部ではまだまだ使われてゆくものと思えます。
こういった時代の流れの中で、写真表現の一つの形態であるプリントの方法を見てみると、銀塩とデジタル、また銀塩デジタル(ラムダなどのレーザー露光)のような形態のものまで、その選択枝も広がったともいえます。作品を制作するものにとっては、明快で美しい自然風景のようなストレートな作品から、モノクロームなどでのファインプリント作品のようなものまで、出力ペーパーがより広く選択できるようになったということでもあります。 |
写真というものは移りゆく光の痕跡、その記録であり、同時にそれを追う撮影者の移りゆくものの見方や、考え方なども反映されたものです。見方を変えれば過去をフィルム画像として物質化する、あるいはデジタル・データとして情報化するということでもあります。写真を表現手段としてみたとき、展示された作品そのものは表現されたモノであり、私たちはそれを観て何かを考える。あるいは感じる。プリントされた作品は、フィルム撮影された作品であれ、デジタル撮影された作品であれ、物質化(モノ化)されたことになります。これらはペーパーの種類によって色の再現域も、表面の質感も、またモノとしての存在感も異なります。そしてこれらのことは、写真としての表現にも少なからず影響をおよぼすことになります。
今回の常設展では、デジタル・ピグメント・プリントでファインアート・ペーパーに出力したモノクローム作品に加え、新たにカラー作品も何点か追加しました。またこの方法によるカラー作品は、次回開催予定の常設展「春展」で、さらに多くの作品をご覧いただけます。今後の発展にも期待ください。
最後に、それぞれの作品が、ここを訪れていただいた方々の心に残ることを願っています。この機会に是非ご来館ください。 |


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○ 「風景との出会い」展
(終了しました)
会期:2006年10月23日(月) ~ 11月5日(日) 開館:10:00 ~ 17:00
展示作品:モノクロ/カラー プリント作品 約45点 その他:入場無料/会期中無休 |

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写真家というのは、カメラを持たなくても、いつも心の中でシャッターを切っているのかもしれない。いろいろな現実のものを見ては、頭の中に描いて、足したり引いたり、構成や構図を決め、シャッターを切る。私が始めて写真というものを撮ったのは1978年のころ、当時大学の研究室で、半導体内での電子の寿命を測定する実験を行なっていたころである。ミニコピーフィルムで試料や顕微鏡写真を撮り、暗室で現像作業をする、多分これが最初で始まりであり、それから数年して、1980年、ペンタックス(当時の旭光学工業)のMEスーパーに50ミリレンズを付けて風景などを撮るようになった。そうしているうちに構図や構成、絞りやシャッター速度についてもいろいろ細かく考えるようにもなった。被写体も年月とともに選ぶようになった。そして作品としての写真を撮るようになった。1986年のころである。
写真を始めて思うようになったことは、ファインダーを通して枠の中に見る被写体や、普段なにげなく眺める風景の中に、今まで気付かなかった多くの事柄に気付くようになったことであった。ものを見る心理や、見方の変化、そしてそこから受け取るものの変化である。 |
このことは新たな視点が生まれてきたということでもあり、気付くことに気付いたと感じた。またこのことは何かに出会ったということでもある。
今回の写真展では、古いものでは1989年のころからの作品も含まれています。しかしいろいろな作品を並べてみると、17年前のものであれ、今年のものであれ、時間の隔たりとはあまり関係のない要素が多く含まれているのにも気がつく。いくつもの作品の中に潜む部分が、撮影者である作者の側面であり、骨格の一部であると思う。また一つの作品、あるいは複数で構成する作品の、根底に潜む部分をいかに多くするか、滲み出るようにするかが重要だし、被写体を切り取り固定・定着させ表現する写真の魅力でもある。被写体を選び画面を構成する、構図を決める。選ぶということは表現の骨格を決めることであり、構成は足したり引いたりの単純化である。そして構図は目線のリズムのようなものだ。写真も、他の分野の作品もそうではあるが、作品には写真家の感性が表れるし、見る側もその人なりの感性で観る。ここに展示する作品のそれぞれが、観る人の心に働きかけることができるのであれば、その作品には存在価値があるのだと思うし、このギャラリーを訪れてくれる方々に少しでも、何らかの形で影響を与えることができればと思う。 |


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